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ドロンパシリーズ

ドロンパシリーズ
生態系に安心な水を
pHを変えない凝集材!水をきれいに透明な明日へ!生態系に優しい水処理凝集材「ドロンパシリーズ」についてご紹介します。
 特許取得   九州大学名誉教授開発   NETIS登録実績あり 
環境に優しいことはコストにも優しい PACを超える水処理材
ドロンパは、天然の粘土鉱物と水を主原料としたアステックオリジナルの濁水処理材(凝集剤)です。

  • アルミニウムや鉄系の無機凝集剤および石油系高分子凝集剤等の化学薬品を一切使用しておりません。
  • 魚類試験、栽培試験(米・麦)等での安全性確認済み。
  • 原水のpH・ECをほとんど変えることのない水処理を実現。
  • 底質の安定性が高く、ダム湖でのフロック残置実績あり。
  • 公共工事への採用多数(国土交通省、自治体、NEXCO現場での使用実績あり)。
特長
STRONG POINT
トータルコスト圧縮
簡素な処理フローで、汚泥の再利用が可能です。
化学薬品未使用
鉄やアルミニウム系の無機凝集剤、および有機高分子凝集剤などの化学薬品は使用していません。
二次汚染の心配がなく、環境に優しい
主原料である風化火山灰は天然資源鉱物であり、有害性および毒性は全くありません。
二次公害の心配なく使用していただけます。
凝集後は底質として安定
凝集後の沈殿物が粘土であるため、底質としての安定性が高く、沈殿物をダム湖や河川など環境中に残置した実績が多数あります。
使い方は入れて混ぜるだけ
pH調整が不要。
過剰添加の心配がありません。
高度な管理技術も不要です。
短時間で効率的に凝集が可能
ドロンパを使用することで、短時間で効率的に凝集可能です。
特長
施工実績
WORKS
活用場面
SCENE
漁場など水産資源へ配慮の必要な環境下での濁水処理
漁場など水産資源へ配慮の必要な環境下での濁水処理
庭園の水処理(濁り対策、富栄養化対策)
庭園の水処理(濁り対策、富栄養化対策)
農作地などへの配慮の必要な環境下での濁水処理
農作地などへの配慮の必要な環境下での濁水処理
ダム・造成工事(メガソーラー等)の長期濁水対策
ダム・造成工事(メガソーラー等)の長期濁水対策
土砂販売業沈殿池対策(実際の対策例)
土砂販売業沈殿池対策(実際の対策例)
水生生物のいる環境下での濁水処理(実際の対策例)
水生生物のいる環境下での濁水処理(実際の対策例)
ドロンパによる凝集メカニズム
 MECHANISM
ドロンパによる凝集メカニズム
ドロンパによる凝集機構は、「表面電荷の中和」と「自己凝集性による物理的取り込み」という2つのメカニズムによって成り立っています。
1.表面電荷の中和
濁水中にドロンパを添加すると、分散していた粘土鉱物の負の表面電荷がドロンパ中のプラスに帯電した粘土鉱物によって中和されます。
すると反発力が消失して凝集反応が進み、自重で沈殿します。
2.自己凝集性
ドロンパに含まれる粘土鉱物は、特殊加工を施すことにより単位粒子として存在しており、また処理対象水に添加したとき、徐々に表面電荷が中和されて自身が凝集するという性質を持っています。
そのため水に添加すると速やかに分散して反応し、自らが凝集するときに対象の懸濁粒子を物理的に取り込んでフロックを形成・沈降します。

WET試験結果

当社ドロンパCを対象としたWET試験(生物応答を利用した廃水管理手法)の結果がでました。
2009年12月、今後の水環境保全に関する検討会において、環境省より「水環境への影響や毒性の有無を総合的に把握・評価し、必要な対策を講じる方法として、生物応答を利用した廃水管理手法(Whole Effluent Toxicity:WET手法)などの有効性について検討すべきである」との提言が出されました。
その後も様々な観点から検討がなされる中ではありますが、この度国際航業株式会社殿の全面的なご協力により当社製造の天然水処理材「ドロンパC」を対象としたWET試験が執り行われました。

その結果、「魚類、甲殻類および藻類のいずれにおいても、80%で影響は認められなかった」と結論付けられました。
(補足:通常WET試験においては80%以上の条件を行いませんので、試験上の最大濃度でも生物影響がなかったという結論となります)

この結果によって、天然水処理材「ドロンパC」は、WET試験に対応した安全性が高い水処理材であるといえます。

ドロンパによる濁水中の懸濁物の凝集について

ホームページではドロンパなどの凝集材による濁水中の懸濁物の凝集作用を「荷電中和」という、よく使われている言葉で説明しています。
しかし、この説明は正確ではありません。
ここでは、濁水中の懸濁物の凝集作用についてもう少し詳しく、正確に説明します。
製品データ・資料
DOCUMENT

カタログ・製品安全データシート(SDS)

研究論文

当社の水処理材「ドロンパ」および「ドロンパC」は、農地で使用しても安全です。
  • 鈴木祥宏、玄晄植、吉野内謙、伊藤健一、和田信一郎
  • 2015年3月、株式会社産業用水調査会の機関紙「用水と廃水 Vol.57」に掲載
姫路城お堀浄化プロジェクト
PROJECT
姫路城お堀浄化プロジェクト
姫路城お堀浄化プロジェクト
姫路城お堀浄化プロジェクト
姫路城のお堀の水を美しく、自然な透明感のある水に
2008年4月18日から24日間「姫路菓子博」が行われました。
博覧会や観光で姫路城に訪れるお客様をお迎えするために、姫路城のお堀(お城を囲む人工池)を美しく自然な透明感のある水にするプロジェクトが実施されました。

アステックは、従来の化学薬品系水処理材とは異なる、環境に優しい自社開発水処理材「ドロンパ(TRP-Ai)」を使用することで、高い透明度とお堀に住む魚や水鳥たちにも安心・安全な水処理を同時に実現しました。

概要

場所
姫路城内濠 桜門橋付近(主に姫路城南側正門付近の堀水)
期間
2008年3月21日~5月11日(水処理装置を運転した期間)
主催
世界文化遺産・国宝姫路城 お堀浄化計画実行委員会
実施
株式会社アステック
協力
姫路市、第25回全国菓子大博覧会・兵庫(姫路菓子博2008)兵庫実行委員会

プロジェクトの課題

高い透明度の実現
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高い透明度の実現

水の透明度・水質の向上を実現し、濁っていない透明感のある状態(透視度50cm以上)を目標としました。
大量の水を確実に処理し、期間中水質を保つ
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大量の水を確実に処理し、期間中水質を保つ

姫路城東側の護国神社裏からお堀の水が流れ出る好古園裏までだけでも、約45,000m2の水量です。
また、季節は春で水温が高いため、藻類の増殖スピードが速いのです。
生き物や詩人環境への負担を抑える
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生き物や詩人環境への負担を抑える

お堀には、野鳥や鯉などの魚が多数生息しています。
従来の化学薬品系水処理剤では、水質と沈殿物について、生物に対する悪影響が懸念されます。

アステックの解決策

上記3つの課題を、アステックはこのように解決しました。
高い浄化能力を持ちながら、生き物や自然環境への負担が非常に少なく、安全性が高い水処理材「ドロンパ」を用いて「1.高い透明度」「3.生態系への影響」を実現
画期的な吸引式ろ過装置を活かした水処理に加え、局地的な直接散布で補う方法をとることで「2.大量の水処理」を実現
アステックの解決策
直接散布によってお堀に浮かべた船の上から、適宜「ドロンパ」を直接お堀に散布・混合して凝集沈殿させ、即効性を得ます。

一般的な凝集剤とドロンパとの比較


一般的な凝集剤
ドロンパ(TRP-Ai)
組成
金属主体の化合物・石油合成品
主原料は天然の火山灰土
浄化能力
高い
高い
環境への負担
あり(薬品残留やpH・ECの変動が心配)
pH・ECの変動がなく、生物への悪影響はない
汚泥処理
産業廃棄物としての処理が必要
不要
浄化能力は高いが環境や水生生物への影響が懸念される
高い浄化能力と安全性・環境保全を両立しています!
各管轄自治体による判断が必要です。

実行結果

実行結果
これらの施策の結果、2008年5月11日の閉幕まで、お堀の水を満足できる水準に保つことに成功しました。
菓子博期間中のみ行われた屋形船による姫路城内濠めぐりも好評で、「お堀の鯉がよく見えた」「堀の水がきれいだった」という声を多くいただくことができました。
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